1948-04-26 第2回国会 参議院 治安及び地方制度委員会 第10号
先程申しましたように香具師の集團でありまするが、その組長とせられておりますところの小野近義という者は、濱松市近在の興行師、香具師の仲間に相當の勢力を持つておりまして、子分の二三百名を擁しておりますいわゆる東海の顔役と稱せられておる者でありますが、昨年の四月施行せられました縣會議員の選擧に無所屬で出馬いたしまして、當選いたしましてからは、表面的行動を避けておつたのでありますけれども、依然その小野組の實權
先程申しましたように香具師の集團でありまするが、その組長とせられておりますところの小野近義という者は、濱松市近在の興行師、香具師の仲間に相當の勢力を持つておりまして、子分の二三百名を擁しておりますいわゆる東海の顔役と稱せられておる者でありますが、昨年の四月施行せられました縣會議員の選擧に無所屬で出馬いたしまして、當選いたしましてからは、表面的行動を避けておつたのでありますけれども、依然その小野組の實權
なぜかというと、安本がその方の實權を握つておる。八月が濟んでからその「にしん」を配給しました。東北の農民はとうとう「にしん」を正式の配給で受けることなしに、漸く流れた「にしん」を、季節はずれの味の悪くなつた「にしん」を食べて濟んだのであります。どうぞ稻を肥やす前にまず人間に活力を與える方法、政策を一つ……、去年からのお約束でございますから、平野さんが罷めましても農林大臣に違いはない。
この場合に非常にいま圓が安いし、他のお金によつて買占めた場合には、ごくささいな資本で、日本産業の全部の實權を握られてしまうということがあるのじやないかと思いますので、極力株式の公開の場合にこの點を御考慮願いたいといふ問題であります。私の一番心配しているのはその點でありまして、なるべくそれがないように株式の再編成をやつてもらいたい。
國家管理が實施されまして、經營の實權があるいは大半の實權が勞務者側に握られることになつてくると、必ず私は勞務者側のうちわで派閥ができ、あるいは部内で抗爭し、相排斥するようになつてくると思う。これは現在までたとえば勞務者側のいろいろな組合についてごらんの通りであります。
○水谷國務大臣 ただいま勞務者と經營との關係について、るるお述べになつたのでございますが、淵上さんの申されるように、勞務者が經營の實權を握るとか、あるいは主體となるというのではなく、合法的な手續を履みまして經營に参加するものでございますがゆえに、ただいまのような御心配とは、むしろ逆ではないか、このようにわれわれは考えておる次第でございます。
運輸大臣が運輸行政の實權を握つておられるのでありますから、いかに公選された府縣知事といえども、全國的な運輸行政の面にただ自分の縣だけを主體にしたへんぱな考えは起さないだろう。またそういう面については、當然委任された知事というものは中央の運輸大臣の手もとへ參つて、十分な連絡をとつてやつていくべきではないか、私はかように思つております。
○松澤(一)委員 ただいま安本の御説明を聽いてどうもちよつと氣にかかつたのですが、災害復舊の上に、それぞれの官署が、あるいは各府縣が、復舊に當然必要だと、こういうものを要求したり、また關係省がそれに對して復舊の手段を講じたときに、専門的でないのた安本がことさらそれに腰かけて、何が安本が全體の實權を握つておるように私は聽いておつたのですが、また事實そういうことも今まであつたのです。
○重井委員 今後道路運送委員會がやらうとしておることを、これまでは鐵道會議で大體やつてきておつたというように伺つたのでございますが、なおこの鐵道會議は、私鐵その他國鐵に對しまして、ほとんどその運營の實權があるといつてよい強力な組織であると思います。この鐵道會議を今後いかにするかということは運輸行政に對してかなり影響があると思いますので、鐵道會議に對する本省の御意見を伺いたいと思います。
今日素人の何もわからぬ者に事業にタツチする實權をもたしますことは、あだかも狂人に刄物をもたすようなものだ、先般私は京都方面の食糧對策實地調査にまいりまして、みそ、醤油製造の大きな工場を視察しましたとき、その會社の關係者が曰く、今度は私どもの方も公團ができて、また役人の支配を受けなければなりません、實に殘念ですと申しておりました。
若し問題が非常にどちらかが實權を握るという問題になつて疑義が生ずるなら、餘り特別委員會を作ることは好ましくはないのですが、やはり各派の意見が十分反映し得るように特別委員會を作るか、それでなければ兩方のこれは法規上どういうことになるのですか、最初から勞働委員會と決算委員會との合同審査會をやつて行つて、どちらにも同等の決定權を持つというふうな形で進んで行つた方がこの際妥當じやないかと思うのです。
基きまして、各町村にまで普遍的に實施しなくちやならないことは言うまでもないのでありますが、しかしながらこういつた協同組合法がはたしてスムースに末端の町村に至るまで行われるのであるかどうか、私ども大きな疑義をもつているのでありまして、封建的地主制度と言いましようか、封建的なこれらの町村の社會制度の確保のためには、從來村における支配層は土地を資本といたしまして、その上に町村役場、また農業團體、これらの實權
というのですが、これは前に大臣に質問しました時のことと同樣な内容を持つておるのですが、どうしても從來大きな地主であつたり、富農等が協同組合の大半の實權を握つて行つて、從來の中農、貧農等が全面的に改善されて行く方向が乏しいということは、先程申しました通りですが、その點からいいましても、今度の土地改革によつて、それに便乘して、或いは又その土地取上等をやつて、最近では農業に從事しておるというふうな者も多多
○石井委員 そうすると、ある點まで被相續人の自由意思に任さないで、家事審判所あるいはその他社會的な制約に從わしたらいいという御意見でありますが、私たちが一番憂えるのは、非常に年をとるまで父が、あるいは被相續人が家の實權を握つておる。そうしましていつまで經つても家の農業經営の實權を、働き盛りの者に任せないということになりますと、非常に家にごたごたが起きるように思います。
むしろ飽くまで食糧行政は御審議のような、かような方向でやつて參りたいのでありまして、裏の方に警察行政の實權を隱して食糧の供出その他の行政をやるということが、却つてどうだろうかというような感じも持つておるのであります。